施工事例
ホームページよりお問い合わせをいただき、既存マンションで使用していた乗用エレベーターが老朽化していたため、制御リニューアル・改修工事をおこないました。
制御リニューアルとは・・・
人間で言うと、頭脳にあたる制御システム(制御盤・巻上機・操作盤など)を中心に交換する方法です。
最小限の部品交換となるので、工期は短く、費用も抑えられます。
制御リニューアルについて詳しくはこちら
昇降機の種類 | 乗用エレベーター |
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場所 | 既存マンション (大阪府大阪市) |
リニューアルプラン | 制御リニューアル |
主なリニューアル箇所 | 巻上機、制御盤、操作盤、電装など |
改修費用 | 約 1,000万円 |
今回、リニューアルするエレベーターは、大手メーカー製、9人乗り9停止、マンションに設置された乗用エレベーターです。
制御盤・巻上機などの重量物を最上階まで上げる際は、エレベーターを使用しますが、故障等で使用できない場合は、階段等を使用し搬入作業を行います。
制御盤は、昇降機の頭脳に当たり、巻上機やドアの開閉など、様々な機器に電気を供給、管理しています。
ビフォー(改修前)
アフター(改修後)
巻上機は、人で言うと、動かすための心臓部のような部分になります。車でいうとエンジンにあたります。その巻上機を構成している部品について紹介します。カゴを上げ下げするための装置です。ロープが駆動してカゴを昇降させる、エレベーターの重要な部分に一つです。
ビフォー(改修前)
アフター(改修後)
操作盤は、エレベーターの各階乗場と、カゴ内に設けられ、カゴを呼び寄せたり、操作するためのに使用します。
ビフォー・カゴ外・カゴ内(改修前)
アフター・カゴ外・カゴ内(改修後)
車いす利用者やお子様、お年寄りが手が届きやすいように、カゴ内に副操作盤(壁の低い位置などに設置された操作盤)やカゴ内に鏡を新規で設置しました。
低い位置に設置した操作盤
カゴ内に鏡を設置
設置されていた乗用エレベーターは、地震時管制装置は交換しました。
停電時自動着床装置、戸開走行保護装置は設置されておらず、既存不適格となっていました。今回の改修工事にあたり、以下の装置を設置しています。
◎地震時管制運転装置
◎停電時自動着床装置
◎戸開走行保護装置(UCMP)
地震時管制装置とは・・・
地震時管制運転装置は、地震(初期微動)を感知すると自動的に最寄りの階に停止、利用者を避難させる装置です。
ビフォー
アフター
停電時自動着床装置とは・・・
停電が発生するとエレベーターはバッテリー電源に切り替わり、自動的に最寄りの階まで運転し扉を開く装置のことです。
戸開走行保護装置とは・・・
ブレーキや運転制御回路に故障・不具合が発生した際も独立したブレーキ、運転制御回路が直ちに働き、かごを静止させるための装置です。
また既存不適格とは、エレベーター設置当時は法令に適合していたものが、その後の法改正により、不的確な部分が生じたエレベーターのことです。現在の法律に合わなくなったらといって違法ということではありません。
当社スタッフがお客様の昇降機(エレベーター・簡易リフト・小荷物専用昇降機)の状況(使用年数、故障箇所、不具合)等を伺い、必要であればリニューアル・部品交換も視野に入れた最善策をご提案いたします。
アイニチは、仙台・千葉・埼玉・東京・神奈川・名古屋・大阪・岡山・福岡の全国9箇所の拠点だけでなく、専門会社とパートナーシップを結び、全国すべての都道府県をカバーしています。(一部離島を除く)全国どこでも迅速な対応が可能です。
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