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豆知識

投稿日 2023/12/04
更新日 2023/12/22

エレベーター保守契約の費用を抑える!契約会社選び方のポイントを解説

エレベーター保守契約会社の選び方

皆さんはエレベーターのメンテナンスや保守はどこに依頼していますか?

エレベーターの保守契約は、エレベーターの安全を守るために重要な契約ですが、
「できるだけ費用を安く抑えたいけど、契約内容が複雑でわかりづらい」
「メンテナンス・保守会社を変更したいけど、どの業者を選べばいいのかわからない」
といった悩みを抱える方も少なくありません。

そこで、この記事では、エレベーターの保守契約の基礎知識や種類、選び方などをわかりやすく解説します。

エレベーターの保守契約の重要性

エレベーターの保守点検は、建築基準法第8条に基づき、エレベーターの使用頻度に応じて日常的に実施する必要があります。
これは、エレベーターの適切な動作と利用者の安全を確保するために、メーカーや保守業者によって行われます。
しかし、この保守点検が適切に行われていないと、エレベーターの故障や事故のリスクが高まります。
そこで、エレベーターの安全性を確保するために、メーカーや保守業者と保守契約を結ぶことが重要になります。

エレベーターの保守契約の種類と特徴

エレベーターの保守契約には、主にPOG契約とFM(フルメンテナンス)契約の2種類があります。
それぞれの契約には、特徴があり、メリット・デメリットと合わせて解説していきます。

POG契約とは

POG契約とは、パーツ・オイル・グリスの頭文字を取った略称で、エレベーターの定期的な点検や清掃、部品調整に加えて、消耗品の交換や補充などの費用が含まれた保守契約になります。

メリット

POG契約のメリットとして、修理や部品の交換が必要ない場合、FM契約に比べて費用が安く、毎月のランニングコストを削減することが可能です。

デメリット

突発的な故障修理や部品の交換などが必要となった場合、別途料金が発生します。
特に、大きな故障があった際は、高額な費用がかかり、結果的にFM契約を結んだ場合よりもコストが増えてしまう可能性があります。

FM(フルメンテナンス)契約とは

FM契約は、エレベーターの装置や部品全体の点検を行い、消耗品の交換や補充だけでなく、故障した部品の修理や交換にかかる費用も月々の保守料金に含まれています。

メリット

FM契約のメリットは、部品の交換や故障が発生した場合でも、毎月の保守費用で対応できるため、追加費用なしで問題を解決することができる点が挙げられます。

デメリット

FM契約のデメリットは、修理や部品の交換などの費用が、月々の保守料金に含まれているため、契約料金が割高になることです。

エレベーターの保守契約会社の選び方

エレベーターの保守契約は、ビルやマンションなどのエレベーターの安全と快適さを維持するために重要な契約です。
しかし、どの会社を選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで、ここでは保守契約会社の選び方について解説します。

メーカー系と独立系とは

エレベーター保守契約会社は、大きく分けてメーカー系」と「独立系」の2種類があります。

メーカー系は、エレベーターのメーカーが運営する保守点検業者で、独立系はどのメーカーにも属していない保守点検業者です。
この2つの大きな違いは、エレベーターのメンテナンス費用。つまり、ランニングコストです。

メーカー系は、自社製品のエレベーターに特化した知識や技術を持っていますが、保守費用が高くなる傾向があります。
一方、独立系は、基本的にメーカーの縛りがなく、保守費用が安くなる傾向があります。

メーカー系と独立系の違いやそれぞれのメリット・デメリットについてもっと詳しく知りたい方は、『エレベーターの独立系メンテナンス・保守会社とは?メーカー系と何が違う?』をご覧ください。

保守費用の目安

メーカー系保守会社独立系保守会社
POG契約月額3~5万円月額1.5万円~
FM契約月額4~6万円月額3万円~
※この比較表は、あくまで一般的な目安であるため、エレベーターの大きさやメーカー、保守会社によって異なります。

メーカー系から独立系に変更するメリット

コストカット

エレベーターの保守会社をメーカー系から独立系に変更することで、以下のようなメリットがあります。

コスト削減

独立系の業者は、メーカー系とは異なり、エレベーターの開発や製造を行わないため、開発費用などが発生せず、経費を削減することができます。
これにより、メンテナンス費用の大幅なコストダウンを図ることが可能です。

柔軟性

独立系の業者は、基本的にはどこのメーカーのエレベーターであっても、制約なくメンテナンスやリニューアルを行うことが可能です。
そのため、複数種類のエレベーターを管理している場合でも、1つの業者にまとめて対応してもらうことで、管理がしやすくなります。

まとめ

本記事では、エレベーターの保守契約の重要性や、保守契約の種類、保守契約会社の選び方、メーカー系から独立系に変更するメリットについて解説しました。

エレベーターの保守契約を検討する際には、自社のニーズ予算に合わせて、適切な保守契約を選択するようにしましょう。

保守費用を抑えたい場合には、独立系保守契約会社を検討してみてはいかがでしょうか。

保守契約を検討しているなら、ぜひ一度ご相談ください。
専門のスタッフが、お客様のニーズに合わせて最適なプランをご提案いたします。

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