
ホームページよりお問い合わせをいただき、既存店舗ビルで使用していた乗用エレベーターが老朽化していたため、制御リニューアルをおこないました。
制御リニューアルとは・・・
頭脳となる制御システム(制御盤・巻上機・操作盤など)を中心に交換する方法です。
最小限の部品交換となるので、工期は短く、費用も抑えられます。
制御リニューアルについて詳しくはこちら
昇降機の種類 | 乗用エレベーター |
---|---|
場所 | 既存店舗ビル |
リニューアルプラン | 制御リニューアル |
主なリニューアル箇所 | 巻上機、制御盤、操作盤、塔内配線、電装など |
今回の乗用エレベーターは6人乗り7停止で製作しています。作業期間は約1週間です。
建物は8階建てですが、エレベーターは7階までとなっているので、制御盤・巻上機などの重量物を最上階まで上げる際は外付けの螺旋階段を使用し作業を行っています。
制御盤のリニューアル、改修
制御盤は、昇降機の頭脳に当たり、巻上機やドアの開閉など、様々な機器に電気を供給、管理しています。

ビフォー(改修前)

アフター(改修後)
巻上機のリニューアル、改修
巻上機は、カゴを上げ下げするための装置です。ロープが駆動してカゴを昇降させる、エレベーターの心臓部になる機器です。

ビフォー(改修前)

アフター(改修後)
カゴ操作盤、乗場操作盤のリニューアル、改修
操作盤は、エレベーターの各階乗場に設けられ、カゴを呼び寄せるために使用します。

ビフォー(改修前)

アフター(改修後)
作業風景

人力によるマシン取替作業。

ワイヤーロープの取り替えも実施。

現場の屋外用螺旋階段。

8階への搬入は螺旋階段を使用しました。
設置されていた乗用エレベーターは、地震時管制装置・戸開走行保護装置が設置されておらず、既存不適格となっていました。今回の改修工事にあたり、以下の装置を設置しています。
◎地震時管制運転装置
◎停電時自動着床装置
◎戸開走行保護装置(UCMP)
地震時管制装置とは・・・
地震時管制運転装置は、地震(初期微動)を感知すると自動的に最寄りの階に停止、利用者を避難させる装置です。
停電時自動着床装置とは・・・
停電が発生するとエレベーターはバッテリー電源に切り替わり、自動的に最寄りの階まで運転し扉を開く装置のことです。
戸開走行保護装置とは・・・
ブレーキや運転制御回路に故障・不具合が発生した際も独立したブレーキ、運転制御回路が直ちに働き、かごを静止させるための装置です。
また既存不適格とは、エレベーター設置当時は法令に適合していたものが、その後の法改正により、不的確な部分が生じたエレベーターのことです。現在の法律に合わなくなったらといって違法ということではありません。
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