豆知識
エレベーターに乗っているとき、突然の地震や停電で閉じ込められてしまった経験はありますか?
そんな経験をした人は、誰しも恐怖や不安を感じたはずです。
「もしかして、脱出できないんじゃないか」
「救助が来るまで、何時間もかかるんじゃないか」
そういった不安に駆られ、パニックに陥ってしまう人もいるでしょう。
しかし、パニックに陥ると、冷静な判断ができなくなり、かえって危険につながる可能性があります。
そこで、今回はエレベーターに閉じ込められた経験をした人や、不安を感じている人に、パニックにならないための対処法をご紹介します。
地震や停電などでエレベーターが停止し、閉じ込められてしまうことは、誰にでも起こり得る可能性があります。
そのような事態では、パニックに陥らず冷静な判断ができることがとても重要です。
ここでは、地震や停電でエレベーターに閉じ込められた時の4つの対処法をご紹介していきます。
エレベーターに閉じ込められた場合、まずは行き先階ボタンをすべて押しましょう。
そうすることで、エレベーターが自動的に最寄りの階まで移動してくれる可能性があります。
行き先階ボタンを押しても動かない場合、非常用インターホンを利用しましょう。
非常用インターホンから、エレベーター会社や消防署に連絡することができます。
エレベーターには、非常用の懐中電灯や非常食などが備え付けられている場合があります。
非常用グッズを確認して、必要なものを利用しましょう。
救助が来るまで、楽な姿勢で待機しましょう。
長時間閉じ込められる可能性もあるので、体調に気をつけて過ごしましょう。
以上の対処法を覚えておくことで、もしもの時に冷静に対応することができます。
今回ご紹介した対処法を参考に、いざという時に備えておきましょう。
A:エレベーターは、複数の安全装置によって落下を防止するように設計されています。
そのため、エレベーターの故障や地震などで急停止した場合でも落下する可能性はほとんどありません。
ですが、もし万が一落下した場合は、エレベーターの中央に仰向けになることで、地面にぶつかった瞬間の衝撃を体全体に分散させ、即死を免れる可能性があります。
A:2009年9月以降に新設されたエレベーターには、地震時完成運転装置の設置が義務付けられています。
地震時完成運転装置とは、地震が発生した時に、エレベーターを最寄りの階に停止させる装置です。この装置は、エレベーター内に設置されている地震感知器によって作動します。
地震の揺れが一定の基準を超えると、装置が作動して、エレベーターは最寄りの階に停止します。
ただし、地震の揺れがあまりにも激しい場合や、エレベーターがすでに停止している場合などには、装置が作動しない場合もあります。
A:エレベーターに閉じ込められた際、無理矢理ドアを開けるのは絶対にNGです。
開いたドアの隙間からの転落や突然エレベーターが動き出す場合もあり大変危険です。
A:エレベーターの天井は通常、開きません。安全のためにしっかりと閉じられています。
開けようとすると、危険を伴いますので絶対に試さないようにしましょう。
A:エレベーター内は完全に密閉されているわけではなく、空気の流通があります。
そのため、閉じ込められた状態でも酸欠になることはありません。
A:エレベーターに閉じ込められた場合、救助されるまでの時間は様々です。
具体的な時間は状況や救助隊の到着速度によりますが、通常は数分から数十分程度です。
ただし、大規模な地震が発生した場合は数時間に及ぶケースもあります。
例えば、2018年6月の大阪府北部地震では、6万6000台のエレベーターが停止し、閉じ込めは339件発生しています。その際、救助されるまでの時間は、平均80分で、最大で5時間以上かかった場合もありました。
A:エレベーターが停止した場合、専門の技術者が現場に行き、安全を確認しなければ運転を再開できません。
また、大規模な地震が発生した場合など、交通機関や通信回線などの混乱により、エレベーターの復旧には時間がかかることがあります。
さらに、作業員の到着遅れや情報伝達遅れも復旧時間に影響を与えます。
これらの要因が組み合わさることで、エレベーターの復旧には時間がかかることがあります。
地震や停電などで、エレベーターが停止し、閉じ込められてしまうことがあります。
そんな時、救助されるまでの時間は、状況によって大きく異なります。
そのため、ビルやマンションの管理者の方は、非常用グッズを用意しておくことが望ましいでしょう。
そこで、今回はエレベーターに閉じ込められた時に備えて、用意しておきたい非常用グッズについてご紹介します。
これらの非常用グッズは、エレベーター内に設置するだけでなく、定期的な点検・補充が必要です。
あらかじめ対策をしておくことにより、利用者がいざという時に慌てずに行動できるようにしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
ここまでエレベーターに閉じ込められた際の対処法について詳しく解説してきました。
今回の記事で書いた情報を覚えておくことで、もしもの時に冷静に対応することができます。
さらに、エレベーターの安全性やメンテナンスについて学びたい方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
あなたの知識が、あなた自身や周りの人々の安全につながることでしょう。
当社スタッフがお客様の昇降機(エレベーター・簡易リフト・小荷物専用昇降機)の状況(使用年数、故障箇所、不具合)等を伺い、必要であればリニューアル・部品交換も視野に入れた最善策をご提案いたします。
アイニチは、仙台・千葉・埼玉・東京・神奈川・名古屋・大阪・岡山・福岡の全国9箇所の拠点だけでなく、専門会社とパートナーシップを結び、全国すべての都道府県をカバーしています。(一部離島を除く)全国どこでも迅速な対応が可能です。
まずはお気軽にご連絡ください
お電話でのお問い合わせ (営業時間8:30~17:30)