エレベーターの機械室にある換気扇の故障に注意、室温を40度以下に維持

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機械室のあるエレベーターは、機械室に「換気設備」を設けなければなりません。
具体的には、「換気扇」などを設ける必要があります。

これは、建築基準法施行令の第百二十九条の九に明記されていることです。

(エレベーターの機械室)
第百二十九条の九  エレベーターの機械室は、次に定める構造としなければならない。
三  換気上有効な開口部又は換気設備を設けること。
出典:建築基準法施行令

なぜ、換気扇が必要なの?

なぜ、換気設備を設けることが法令で定められているのでしょうか?

それは、機械室の室温上昇による機械の故障を防ぐためです。

エレベーターの機械室には、「巻上機」「制御盤」「調速機」などの機械が設置されています。
当然、これらの機械を動かしていると”熱”が発生し、何もしなければ閉鎖空間である機械室の室温は上昇してしまいます。

その結果、機械室にある機械が故障しやすくなり、閉じ込め事故などの人身事故に繋がります。

だから、機械室の温度が上がり過ぎないよう、換気扇を設けるなど、しっかりと「熱対策」をする必要があるのです。

室温は40度以下に保たれるようにする

エレベーターの機械室の室温は、40度以下に保たれるようにすれば良いです。

これは、JIS A4302「昇降機の検査基準」で定められています。

a) 機械室の構造及び設備
4) 管理,検査に支障のないように照明及び換気は適切であり,室温は原則として 40℃以下に保たれるようにする。
出典:JIS A4302「昇降機の検査基準」

換気扇が故障する原因

エレベーターの機械室の空調を良くするのに、重要な役割を果たす「換気扇」。
では、換気扇が故障する原因としては、何が挙げられるでしょうか?

・経年劣化
使用頻度によりますが、換気扇の寿命はおよそ8~10年のようです。この期間を超えると、動かなくなる可能性が高くなります。

・ファンに埃・ゴミが付着
換気扇のファンに付いた埃(ほこり)・ゴミを放置していると、風量の低下や異音・振動が発生します。さらには、換気扇本体の寿命にも影響します。

保守点検について

エレベーターの機械室に設けられている換気扇は、エレベーターを動かすのに直接関係ありません。

しかし、換気扇の故障を放置していると、巻上機や制御盤の故障に繋がり、修理・交換費用が高くなってしまいます。

小さな異常が、大きな損失に繋がるのです。

エレベーターの保守点検は、法令を遵守するだけでなく、エレベーターに異常がないかどうかを早期発見するためにも必要です。

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